個人年金保険に加入して、年金保険料控除を利用するメリットはあるか

私が数年前、身の回りの保険を整備した時に、年末調整の控除を最大限活用するために、個人年金保険に入った話を残したいと思います。

年末調整の生命保険控除には「一般生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金保険料控除」の3種類あり
私場合、そのうち一般は生命保険や医療保険で満額控除されており、一部介護医療としても控除されています。

個人年金保険料としてはなにも控除を受けてなかったので、年金保険を一部控除を受けて享受できるのではと思いました。
今なら、投資に回したのですがその時はまだそのマインドに至っていませんでした。

私が加入したのは、JA共済で月7000円を65歳まで払い続け、65歳から10年間で返金を受ける年金共済でした。
この年金共済は払い戻しが変動する事が明示されており、今のところ払い戻し金額から計算して、118%の返金率となる。
なんか高すぎるような気がするが、いったん118%で計算するとして、私の場合で計算すると総額264万支払いの288万払い戻し。
支払い年で割って年利に換算すると8.97%。投資信託くらいの利率は保障されているのだなと。
ただ5年経過2024年時点で、すでに状況は変わっているかもしれません。上記は2019年くらいのお話です。
しかし最低118%はかなり破格の契約になる。そんな馬鹿な…と思って、なんどか計算したんですけどね。

毎月7000円/年間84000円の支払いに対し、年間軽減額は6800円。で払い戻しも年に7500円換算。
うーん。いい面だけ見すぎなような気も…(いい面だけ見てこの程度かよという突っ込みは無視)

生命保険料控除を利用するメリットは、「最大8%還元で保険に入れる」こんなところです。

メリット
①死亡保障がついていて、投資信託並の返金率
②年末調整での控除される金額増による満足感
③あれば使ってしまうタイプの人は、老後資金に自動的にまわせる

デメリット
①少なくとも10年間は契約していないと、解約や死亡時に支払額より給付金が目減りする
②年末調整時の手間増(1行記入欄が増えるだけ)
③インフレに対応できない(これは貯蓄型保険一般に言える事ですが)

貯蓄型保険について
一般的に貯蓄型保険はあまり推奨されていません。理由は以下
・掛け金が高い
・払戻金額がショボい
ただ、投資に臆病で掛け捨ての保険にどうしても入れなかった私(無駄になるお金が大嫌い)にとって、貯蓄型の保険はぴったりの内容です。
・死亡時に返金が保証される
・満期に掛け金以上の払い戻しがある
これに合致して、10%超の返金率があるものは、入る価値があると思いいくつか入っています。
後悔はしていません。

掛け捨ての生命保険+増やす用の投資は分ける のが定石ですが、
正直どちらでも良かったかなと思います。
もしもう一度やり直せるなら、県(都)民共済的な格安の掛け捨てに入って、
残りは全力で投資した
かもしれません

やっぱり、保険はもしもの時のために入るので、もしもは99%以上起きません。
1%のための保険は最低限レベルでも良かったかなと、今はそう考えています。
ただ、保険に入る事で人生的な学びと、満足感はありましたね。

以上


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です